「稲の栽培で人手が足りないのだけどやってみない」と誘われ、まずは稲作の最終工程に近い稲刈りから参加させてもらいました(2023/10/1)。使う農機具は、バインダーという稲を刈って束ねる機械のみであとは基本手作業でした。初めての稲作関連の作業でしたが、その大変さが実感できよい経験になったと思います。
基本、有機栽培をしているそうで、今年の品種は「さとじまん」とのことです。田んぼは車道を挟んで2枚(2区画)あり、両方合わせて800㎡ほどでした。作業は、10数人で休憩を入れながら9時から14時までかかりました。
農家さんの指示の下、皆さんで下記作業を分担して行いました。
作業手順
田んぼの四隅の稲を手で刈り取る(今回体験済み)
バインダーで刈れない田んぼの4隅を2m四方程度、鎌で刈り取りとりました。
切れる鎌を貸してもらったので、気持ちよく刈ることができました。
バインダー(刈る・ひもで縛る)(今回体験済み)
一条用のバインダーで外周から回りながら刈っていきます。稲がある程度まとまった量になったところで機械がジュートひもで縛り横に放ります。バインダーは前進のクラッチが2か所に、結束のクラッチが1か所。車輪は一輪でハンドルを両手で支えます。
今回初めてバインダーで稲を刈らせてもらいましたが、案の定とら刈りで、刈り残した部分は、皆さんが手で刈ってくれました…。狭い場所で向きを変える時に 慣れない一輪車と弱い左手でのクラッチ操作に無駄な力が入り大分苦労しました。もう二度とお手伝いのお呼びがかからないかもしれないですね(^_^;;;)。
バインダーの先回りをして雑草取りをする(今回体験済み)
バインダーで刈り取る時に、雑草まで束ねてしまわないよう稲の周りに生えている雑草を取りました。特に「コナギ」という雑草が多い場所がありました。
あまり広くない田んぼなので、バインダーが結構早く1周して回ってきます。そのため急いで雑草を刈る必要がありました。スクワット系の動きで結構大変です…。
手で刈った稲を束ねる(未体験)
鎌で刈った稲は手で束ねる必要があります。今回は女性陣がこちらの作業はされていました。
稲束を干す支柱を立てる(未体験)
刈った稲を天日干しにするための支柱を立てます。「稲木」とかいろいろ言い方があるようです。今回は木製ではなく金属製の支柱を使っていました。
刈り取った稲束を移動する(今回体験済み)
支柱は1か所だけのため、もう1枚の田んぼで刈った稲束を移動する必要がありました。今回は、車と人力で移動し、人力の方は、ビニールシートに稲束を載せて運びました。
一度に大量に運ぼうとすると重くて結構大変です。
支柱に稲束を掛ける(今回体験済み)
稲束をx型に整え、支柱の上に詰めて並べます。「稲木掛け」「はざ掛け」「はぜ掛け」等いろいろ呼び名があるようですね。干場が足りなくなりそうでしたが、詰めて何とか収まりました。
今日の作業の中では楽な方でした。
結構大変な作業が多かったですが、初めての体験だったので楽しみながらできました。次のお呼びがかかるかどうかわかりませんが(^_^;;;)、可能なら他の作業もいろいろ体験してみたいですね。
ちなみに、田植えや雑草取りは手作業だそうです。これもだいぶ大変そうな気がしますね…。お疲れ様でした。
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