沖縄与那原町に移住した兄を訪ねた折、近くの観光地を案内してもらいました(2024/11/12-13)。沖縄南部と本部は以前旅行したことがあるので、与那原町の北側と久高島を一泊で巡ってきました。
1日目
いしぐふー(ランチ)
那覇空港まで車で迎えにきてもらい、空港の近くにある兄が修行した「いしぐふー」さんで沖縄そばを食べました。
卵焼きがのっているおいしいお蕎麦で、修行後に兄が横浜で開いたお店「みいかじ」の味を思い出しました(*^_^*)。炙りソーキと本ソーキの付いた特選そばと餃子をいただきました。
勝連城跡
高速にのり、うるま市の勝連城跡へ。世界遺産の一つらしいですね。少し上らないといけないのですが、無料カートで途中まで送ってもらえます。
下から見上げた城壁も美しいのですが、
上から見下ろした風景も最高です。勝連半島越しに太平洋が見え、海中道路の向こうに平安座島や浜比嘉島が臨めます。これで、天気がよければ最高なんですが…。
石垣の曲線もたいへん美しいですね。
海中道路
勝連城跡から海中道路までは数㎞ほどですが、海中道路に入った途端に雨が降ってきてしまいました。車から降りるのは止めて、車に乗ったままの見学だけとしました。
勘違いしていたのですが、海中道路は埋め立て地に道路を作ったものなので橋ではありません。両側に海は見えるのですが、少しインパクトに欠けるかなという感じでした。お天気がよければ全く別な感じなのでしょうが…。
船の航行用に海中道路の途中に280mの平安座海中大橋があります。雨がひどくなってきたので橋を渡ったところで引き返すことにしました。
ユインチホテル
ホテルは兄の家に近いユインチホテルをとりました。丘の上のホテルで見晴らしがよく温泉もあります。「猿人の湯」と言う源泉掛け流しの赤い温泉で温まりました。21:00頃、展望ラウンジに行ったのですが、時間切れで閉っていて残念でした。
2日目
知念岬公園
久高島行きのフェリーが出る安座真港に行く途中少し時間があったので、知念岬公園に寄り道しました。斎場御嶽(せーふぁうたき)の近くでもあり久高島も見えます。広々としてよかったのですが、時間がなく散策はできませんでした。
久高島
今回の沖縄旅行の目玉は、「神の島」久高島です。琉球の始祖神アマミキヨがニライカナイ又は天からら久高島に上陸あるいは降臨し、御嶽を創り島を創ったとの伝承があるそうです。
9:30発の小型高速船で安座真港から久高島に向かいます。波しぶきが窓ガラスにあたり船内からは外が全く見えない状態でした。
港には久高島の下記案内図が置いてありました。
ガイドツアーについて
久高島までは約15分です。今回は久高島の現地ガイドさんに案内をお願いしました。待ち合わせ場所は徳仁港で、到着と共に車でガイドツアーに出発できます。
なお、ガイド内容と申込方法はこちらになります。前日に電話したところ幸いにも空いていて予約ができました。
今回は、西銘政秀さんの2時間コースに申込みました。2種類あるのですが、おまかせにしたところ「久高島行幸コース」になりました。下記のコースになります。
君泊、御殿庭、フボー御嶽、イシキ浜、ハタス、外間御殿、大里家、(ユクミヤー、船頭屋敷)
国王2年に1度の久高島参拝のおり、最高神女・聞得大君等の神女を伴い五穀豊穣、王国の安泰、国王の長寿等々祈願した先を巡る。
料金は銀行振込となっていて予約した日に振込ました。電話で予約するとスマホに口座番号が送られてきます。3人で¥8,000でした。港付近で電動トゥクトゥクのレンタカーも見かけましたが2時間¥6,000なのでガイドツアーの方がお得な感じがします。ガイドツアーでは、タブレットと紙の資料を駆使していろいろ説明していただけます。
ガイドツアーの様子
9:50 スタートは君泊から。琉球国王が来島する時は、この港が使われたのだそうです。フェリーが発着する港ではなく久高漁港にあります。
次に向かったのは御殿庭でしたが、先客がいたので後に回し、フボー御嶽に行きました。
フボー御嶽は、琉球七大御嶽の一つであり最高峰の聖地で神女しか入ってはいけないそうです。下の案内板の少し奥に岩がありそこから先は入ってはいけないとのことでした。恐れ多くて案内板の写真だけ取りました…。
次に訪れたのは、イシキ浜。ニライカナイという理想郷から五穀の種が入った壺が流れ着いたという浜で五穀発祥伝説の浜だそうです。
下の写真の場所で祭祀が催されるとのことでした。
久高島では女性が神事の主役ということで、いそ爺の妻が代表で東の海に向かってお祈りしました。
大里家
奥にある家が、久高島で一番古いと言われている家だそうです。琉球国王の尚徳王と島の神女が恋仲になりここで暮らしていたというお話を聞きました。
御殿庭
外間御殿と共に島の2大祭祀場の一つだそうです。主婦が神女になるための儀式であるイザイホーが真ん中の建物を中心に行われたとのことでした。イザイホーは12年に1回の祭祀ですが、後継者不足のため最後に行われたのが1978年だそうです。
手前の建物はイラブー(エラブウミヘビ)の燻製小屋で、裏手にはまだ生きているイラブーの檻があり蓋を開けて見せていただきました。イラブーの料理は港にあるお店で食べることができますが…。
他には外間御殿や薩摩藩役人の屋敷跡等を見学し11:30頃港まで送ってもらいました。帰りの船は12:00出発です。
大城てんぷら店(ランチ)
本島に戻り、南部の海岸線を通って那覇空港に向かいます。
朝食はバイキングだったため、お腹もそれほど空いておらず、人気があるという奥武島の天ぷら屋さんに行きました。
一番人気は橋を渡ってすぐの「中本鮮魚てんぷら店」だそうですが、混んでいたため島の奥にある「大城てんぷら店」にしました。
とにかく安いですね。揚げたてで熱々のものがテイクアウトできるので、皆さんその場で食べています。いそ爺たちも海岸に座り海を見ながらおいしくいただきました。
平和記念公園
次に寄ったのは平和記念公園。広い公園で修学旅行生も来ていました。多くの戦争で亡くなった方々の名前が刻まれていましたが、今も行われている戦争が終結してくれることを祈ります。
平和の火まで歩きましたが、故障で灯っていないようでした。
公園を出て、途中のスーパーでお土産を買い、那覇空港に早めに到着しました。
ふる里(夕食)
出発まで時間があったので、モノレールで国際通りまで行き散策しました。既にクリスマスムードになっていて、相変わらず混雑していましたね。
モノレール駅の近くの沖縄の郷土料理屋さんで「いなむどぅち定食」をいただきました。調べてみたら手前右側の汁物のことで、お祝いに食べるそうですね。ここに説明を見つけました。イノシシもどきという意味だそうです。
19:00過ぎのフライトで、羽田空港からの電車も遅れたので家についたのは、11:00過ぎでした。お疲れ様でした。
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