妻が大塚国際美術館を見たいというので、徳島に1泊旅行に行ってきました(2022/11/22-23)。今回は、のんびりと鳴門市と徳島市周辺を旅行するつもりだったのですが、1日目に急遽予定を変更し、大歩危峡まで足を伸ばすことにしました。このため前回同様、駆け足旅行となりました…。
飛行機とホテルは、全国旅行支援がついたJALじゃらんパックを利用しました。
二人で¥52,800のところ、旅行支援が¥16,000出たので、¥36,800となりました。旅行支援のクーポンもホテルで¥6,000分いただきました(*^_^*)。
訪れた観光地は、こちらを参照ください。
1日目
羽田発7:05の徳島行きに間に合わせるため、4時に起き、始発の電車で出発しました。今日は良いお天気です。
徳島空港:8:25到着
徳島空港に予定通り到着。いそ爺お気に入りのニコニコレンタカーにお店まで送ってもらいます。とくとくクーポンの付いた下記冊子をお店でいただきました。このクーポンは観光地で入場料20%割引等に使えましたので、けっこう役に立ちました。
大歩危峡まで1日で往復できますよというお店のアドバイスで、予定を変更し大歩危峡まで行くことにしました。このため、予定していた、阿波踊り会館や眉山はあきらめました。
まずは、うず潮を見に鳴門に向かいます。
鳴門
鳴門第一駐車場に車を停めました。妻は船酔いしやすいので観潮船は避け、大鳴門橋にある渦の道展望室入り口に向かいます。案内板に従って歩くと、下記地図のルートよりも近道を通ることができます。
本日の干潮は11:00で大潮。10:00頃展望室に着くので、ちょうどよいかと思ったのですが…。
橋の下を歩いて展望室に向かいます。
ところどころ、床がガラス張りになっています。海面からけっこう高いのでちょっと怖いです(^_^;;)。
展望室に到着しました。今日は干潮なので橋の南側に渦ができるはずですが、残念ながら大きな渦はできていないようです。観潮船もやってきています。
少し展望室でねばったのですが、あきらめて早めの昼食にすることにしました。
渦の道展望室入り口の少し北側にあるうづ乃屋さんに計画通り訪問。食事をしている人はまだ誰もいません。聞いてみると今日は鯛丼しかないということでした。予約席で埋まっていたのでそのためと思われます。
肉厚で歯ごたえのよい鯛の切り身と鳴門のワカメの丼に特製の醤油たれがかかっており、期待通りたいへんおいしく、二人とも大満足でした。
ワカメがおいしかったので、おみやげに通常のワカメと茎ワカメを購入しました。茎ワカメは他のお店ではみかけなかったので、うづ乃屋さんで買っておいてよかったです。
うづ乃屋さんの目の前にある千畳敷からの展望です。鳴門海峡が一望できます。11:00前なので、丁度干潮の時間なのですが、やはり大きな渦ができているようには見えません。
次は、吉野川沿いに大歩危峡に向かいます。ここからは、120kmほどあります。高速道路は、片側1車線の部分が多く、ところどころ2車線になっていました。
大歩危峡
高速を降りて山道を上っているときに山の中腹に集落が見えました。マチュピチュのようだなと思いながら車を走らせます。里山好きのいそ爺としては、時間があればゆっくり散策したい場所ですが、今回はそうもいかず先を急ぎます。
13:15頃、大歩危峡の観光遊覧船乗り場に到着。船が何隻かあり、お客さんが満席になり次第出発という感じで運行されていました。お客さんはけっこう多かったです。
いそ爺は知らなかったのですが、このあたりは、国の天然記念物(地質鉱物)なのだそうです。紅葉で有名なのかと思っていたのですが、それにもまして背斜構造等の岩石で有名だったのですね。
長い時の流れ中でも美しい景観が保たれてきた大歩危がこのほど間近に見える美しい岩石やV字谷の様子などから、日本列島の成り立ちがわかる全国的にも貴重な場所として、平成26年(2014)3月18日、国の天然記念物(地質鉱物)に指定されました。
以前より、大歩危は地質学を学べる身近な場所として専門家などの間でよく知られていましたが、古くから地元の山城町や西祖谷山村などの有識者がその特徴に目をつけ、多くの専門家をこの地に招いたことが学術的な調査や研究が継続的に進められてきたことにつながりました。こうした地元の地道な活動と、最近の調査・研究がうまくつながったことで、今回あらためて「国の天然記念物」として価値づけがされた形となりました。
今回指定をされた範囲は、一般的に大歩危と呼ばれているところの中心部にあたり、吉野川をはさむ両岸の岩場を囲んだ範囲です。延長にして約500m、面積にして約3haの範囲となります。大歩危全体の規模が非常に大きいため、コア(核)となる部分をまず作ることが必要なことから、今回の範囲を指定区域として選びました。この範囲では、特に背斜構造(はいしゃこうぞう)と呼ばれる特徴的な地質構造が間近で確認できるほか、これまで大歩危では、遊覧船乗り場付近でしかあまり見ることができないと思われていた「含礫片岩(がんれきへんがん)」と呼ばれる珍しい岩が今回の指定範囲でも分布が確認されました。このほか、吉野川の激しい流れによって削られ(浸食され)ながら、偶然にできたまるで彫刻作品のような美しい岩(獅子岩など)が連続して見える珍しいスポットでもあります。
https://www.miyoshi.i-tokushima.jp/docs/4862.html
遊覧船の順番が回ってきました。
船上では、船頭さんから、獅子岩など両側に見える岩石の説明をいろいろしてもらえます。
遊覧時間は、30分ほどでしょうか。祖谷のかずら橋等、このあたりに行きたい場所はいろいろありますが、時間がないので今回はあきらめることにしました。
車で数分山道を下ったところにモンベル大歩危店があったのですが、その近くに“りし利”という徳島ラーメンのお店があったので、おやつ代わりに寄ってみました。二人でラーメン1杯とソフトクリーム1個いただきました。思っていたよりスープがあっさり系でおいしかったです。なお、モンベル会員にはサービスで生卵1個無料になります。
近くにはラフティングができるところもあるようですね。いそ爺も一度やってみたいです。
15:00前に、脇町に向けて出発しました。
脇町
16:00過ぎに道の駅 藍ランドうだつに到着。歩いてうだつの町並みを見て回ります。あたりは薄暗くなりかけており人影もまばらです。
通りに灯が入りました。もう少し暗くなればいい感じになりそうです。
昔は通りのそばに船着き場があったようで、現在は公園になっていました。
最後は、吉野川にかかる沈下橋を見て、脇町を後にします。
現在、16:30。ホテルへの途中にある阿波の土柱も今回はあきらめました。
徳島駅周辺
17:30頃、徳島駅の近くにあるホテルアストリアに到着。早々、おみやげと夕食を買いに徳島駅方面に歩いて出かけます。
夕食は、一鴻 徳島駅前店で骨付きの阿波尾鶏をテイクアウトしホテルで食べることにしました。お店で熱々を食べたかったですが、このご時世ではしょうがないですね…。コンビニでお酒・サラダ・おにぎりを調達し、ホテルで食べました。阿波尾鶏は、ジューシーで柔らかくおいしかったです。
2日目
ホテルから歩いて1分のたかしまコーヒー店で朝食。いろいろなホットサンドがいただけるカフェです。モーニングセットはなく、ドリンクと食事は別に注文します。今回は、スペシャルバーガー/レギュラーコーヒーとクロックムッシュ卵入り/ロイヤルミルクティーをいただきました。
最近は外でコーヒーというとコンビニコーヒーでしたが、たまには本格的なコーヒーをゆっくりいただくのも良いものですね。
ホテルに戻り、チェックアウト後、大塚国際美術館に向かいます。本日は雨ですが、美術館以外に行く予定はないので問題ありません。
大塚国際美術館
高速道路はどしゃ降りでしたが、駐車場に着いた時は少し小降りになっていました。駐車場からシャトルバスで美術館に向かいます。開館は9:30でしたが、行列ができていたので10分前には入場が始まりました。
入館券は、¥3,300と結構高いです。前売券がオンラインで購入可能で¥140引きになります。また、音声ガイドは¥500です。約100か所でガイドを聞くことができます。
B3F 古代・中世
最初の展示が、システィーナ・ホールです。バチカン市国のシスティーナ礼拝堂を模したものです。9:40から美術館スタッフによる美術館の概要解説とシスティーナ・ホールを紹介があったので、まずはこれを聞くことにしました。
美術館全体のマップはこちらになります。5層構造で、下から上に上がるごとに古代から現代まで年代が新しくなるように展示され、すべて原画と同じサイズで、陶板上に複製されているそうです。
システィーナ・ホールについての説明では、下記記事で説明されているような天地創造と最後の審判に関する概要の説明がありました。なかなか興味深かったです。
天地創造
最後の審判
この階には、環境展示と呼ばれているもので、古代遺跡や教会などの壁画を環境空間ごとそのまま再現した立体展示があります。なかなか精巧にできており、いそ爺レベルでは本物と複製の見分けがつかないかもしれないです。
エル・グレコの祭壇衝立
聖マルタン聖堂
聖ニコラウス・オルファノス聖堂
スクロヴェーニ礼拝堂
B2F ルネサンス・バロック
このあたりにくると馴染みのある絵画が現れます。
ヴィーナスの誕生 ボッティチェリ
最後の晩餐 ダヴィンチ:こちらは、修復後です。修復前の絵も同じ部屋にて展示されており比較することができます。
モナリザ ダヴィンチ
真珠の耳飾りの少女 フェルメール
こちらは、モネの大水連と呼ばれている環境展示です。
B1F バロック・近代
プリンシペ・ピオの丘での虐殺 ゴヤ
ゴッホの7つのヒマワリが展示されています。
民衆を導く自由の女神 ドラクロア
笛を吹く少年 マネ
工程ナポレオン1世と皇后ジョゼフィーヌの戴冠 ジャックルイ
叫び ムンク
1F/2F 現代
2時間半ほど経過し、そろそろ疲れが…。
ゲルニカ ピカソ
農民の生活 シャガール
若い小間使いの女 モディリアーニ
この階のレストランは大行列だったので、美術館のレストランやカフェで休憩するのはあきらめました。
B3Fのミュージアムショップに戻り、おみやげを購入。外にでると、雨はあがっていました。13:00頃、美術館を出発。
徳島空港:14:55出発
レンタカーを返却後、空港で昼食をとることにしました。13:30頃、空港に到着。B級グルメと言われているとくしまバーガーとすだちスカッシュをいただき徳島を後にしました。
お疲れ様でした。
コメント