今回はホテルでのんびりするのが目的なので、観光場所を平泉(中尊寺・毛越寺他)と松島(瑞巌寺・円通院他)にしぼりました。紅葉は終わり雪には少し早い季節ですが、妻との静かな旅行を楽しむことができました(2023/12/12-13)。ホテル松島一の坊の温泉や食事もすばらしく大満足です。
一日目
一ノ関で新幹線を降り、レンタカーを借りました。12月からスタッドレスタイヤが装着されるため通常期に比べると1,000円アップでした。
平泉世界遺産ガイダンスセンター
今回は事前にあまり準備ができなかったため、予習のために平泉世界遺産ガイダンスセンターに行って見ました。入館料は、310円でした。
新しい建物のようで、ワイドスクリーンと床面映像があるプロローグシアターがあり迫力のある映像でよかったです。世界遺産の平泉、仏教と藤原氏の歴史がよくわかり、予習にはなかなかよい設備だと思います。
中尊寺
第一駐車場(400円)にレンタカーを止め 月見坂を通って金色堂に向かいます。金色堂までは約1㎞ほどの上り坂になります。最初、坂が少し急ですね。
坂を上るのが厳しい場合は、坂の上に下記民間の駐車場もあるようです。
本堂にお参りし、御朱印をいただきました。御朱印はここだけではなく、中尊寺内のいろいろなお堂でいただけるようですね。本堂の周りの木は雪吊りがされています。
讃衡蔵(宝物館)を見学し、隣の金色堂へ。中尊寺というと、このアングルの写真が有名ですね。「皆金色」の阿弥陀堂はこの中ですが、その装飾と仏像は素晴らしかったです。中の写真は撮れないので下記中尊寺のホームページをご覧ください。拝観料は800円でした。
一番奥にあたる経蔵と旧覆堂前を通って、登ってきた月見坂を駐車場まで戻ります。帰りは、弁慶堂に寄ってみましたが、季節外れなので管理の人はいないようでした。
毛越寺
中尊寺から毛越寺までは2㎞ほどなので車ではすぐです。駐車場は、300円、拝観料は700円です。
こちらも本堂にお参りし、御朱印をいただきました。その後、浄土庭園を一周しました。この日は季節的にもお天気的にも寒々しく残念でしたが、ぜひもう一度青空の時に来てみたいものです。
芭蕉館
お昼は芭蕉館で天ぷら付きの盛り出し式わんこそばにしてみました(*^_^*)。おそばの椀が最初から用意されており自分のペースで食べられるので年配者にはよいですね。
場所は平泉駅のそばになります。
お蕎麦は1段12椀で2段ついてきます。プラス1段は無料だそうです。今回は夕食を考えて2段だけにしておきました。
レンタカーで一ノ関まで戻り、東北本線の各駅停車で松島に向かいます。
最初、新幹線を使い仙台経由で行くのが良いかと思ったのですが、電車の乗換時間等を考えると、東北本線の各駅停車の方が時間が短かかったです。
ホテル 松島一の坊
今回は奮発して、宿は松島一の坊にしてみました。
ホテルに到着後、5階にある展望露天風呂に入りました。松島の島々が一望できます。ぬるっとしたアルカリ温泉で温まりました。お肌にもよさそうですね。
温泉の後は、夕食。オーダービュッフェの料理も多く、どれもたいへん美味しかったです。
夕食の後は、ケーナの生演奏があり、ソファーに横になって南米の曲等を聞きながらまったりしました。生演奏の種類は毎日変わるようですね。こういう素晴らしいホテルならまた近々期待ですね。お金に余裕があれば…。
ロビーからは池とプールが見えます。明日の晴天を期待して床に就きました。
翌朝は曇り空でしたが、水平線沿いだけは奇跡的に雲がないようです。
日の出前にお風呂から戻り泊った部屋から写真を撮りました。部屋はお値打ち価格の3階でしたが、十分な眺めです。
二日目
二日目は、ホテルから松島海岸駅まで下記のコースを歩いてみました。約4㎞ほどのコースになります。
福浦島
ホテルを出て、海岸沿いを歩き、福浦橋まで来ました。橋を渡ると福浦島です。素敵な縁に恵まれる「出会い橋」と言われているそうです。島内はいろいろ散策コースがあるようですが、今回は弁天堂までにします。橋の通行料金200円かかります。
弁天堂まで来ました。観光客もほとんどいない静かな場所です。
ここからは、島が間近に見えますね。
松島五大堂
福浦橋を戻り海岸沿いに少し歩くと五大堂です。五大明王像を安置したことから、五大堂と呼ばれているそうです。残念ながら「透かし橋」は工事のため板で覆われていて透かしにはなっていませんでした。
現在の建物は、 伊達政宗公が1604年に再建したものとのことで、堂四面の蟇股には十二支の彫刻が施されています。
瑞巌寺
五大堂から瑞巌寺参道入り口までは200mほどです。伊達家の菩提寺で、政宗公のお位牌があります。
今日の最大の見所でもあるので入り口にある観光ガイドをお願いしました。40分ほどのガイドで2,600円でした。説明が分かりやすくてとても良かったです。
まずは、参道の右手にある鰻塚や洞窟遺跡群の前の道を進みます。供養のための五輪塔が至る所に彫られています。
参道に合流します。入り口の総門越しに松島の島々が見えます。参道脇の切り株は3.11の津波で刈れてしまった杉とのことです。
杉の木立の中に津波到達地点の目印があります。ここから奥は太い杉が現れます。津波がここで止まったのは、瑞巌寺パワーでしょうか。
瑞巌寺の前身である円福寺の基になった法身窟です。宗派的にかなり歴史的な変遷があるようです。
中門の奥が国宝の本堂です。この中門の左手に天皇、皇族、藩主専用の御成門があります。
この庫裡も国宝です。立派な作りですね。屋根の上のものは煙出しだそうです。
本堂内が最大の見所ですが、写真撮影禁止なので下記をご覧ください。
円通院
瑞巌寺の隣に円通院があります。庭園が有名なお寺です。
通路の左側に石庭があります。松島湾内に実在する七福神の島を仏の庭に表した庭園とのことです。
苔むした庭が広がります。
一番奥に三慧殿があります。政宗の嫡孫「光宗公」を祀る霊廟だそうです。その中には西洋的な模様が描かれたきらびやかな厨子がありました。
杉林の中は美しい自然庭園になっています。
なんとバラ園もありました。
本堂にお参りし、松島の旅は終了です。
お疲れ様でした。
コメント