平日、妻と同じ日に休みがとれたので、半日ですが一緒に箱根に行ってきました。いそ爺の家から箱根の仙石原までは車で40分から50分程でいけます(やはり大磯はよいところです)。今回は、妻のリクエストでポーラ美術館のピカソ展が主目的でした(2022/10/19)。
ポーラ美術館
美術館は9:00開館で、9:30頃到着しました。いそ爺は初めて来ましたが、美術館は森の中にあり、周りには建物はありません。非常に静かでよい雰囲気です。
まだ少し早い時間なので、着いた時には駐車場はがらがらでした。しかし帰りには平日にもかかわらず、広い駐車場の6割程は入っていました。やはり人気は高いようです。
駐車場は500円、入館は1,800円かかりますが、200円割引のHISクーポンを使いました(このクーポンは2023.10時点では終了してしまったようです)。
なお、今回は時間がなく行けませんでしたが、美術館の周りには散策できる遊歩道があるそうです。
ピカソ展
さて、今回お目当てのピカソ展から早速見て回ります。
今回の展示のみどころは下記とのことで、若き日のピカソ、特に絵画制作プロセスが分析されていました。
1. 「青の時代」を原点として、ピカソの画業を捉えなおす大規模展
https://www.polamuseum.or.jp/sp/picasso2022/
ピカソがオリジナリティを初めて確立した「青の時代」を、初期の一様式としてではなく、「キュビスム」をはじめ革新的な表現を次々と生み出していった画家の原点として捉えなおします。初期から「青の時代」を超えた晩年までの画業を、国内外の選りすぐりの名作約70点によりご紹介します。
2. “巨匠”以前、二十歳のピカソ
20世紀を代表する芸術家として知られるピカソも、かつては自分なりの表現を模索する駆け出しの画家のひとりでした。若くして生と死や貧困と向き合ったピカソの絵画は、今なお私たちの心をゆさぶります。深い精神性をたたえる「青の時代」の傑作を集め、若きピカソの葛藤と格闘の軌跡をひもときます。
3. アート・ヒストリー×サイエンス 最新のピカソ研究
「青の時代」にピカソはカンヴァスの再利用(リユース)を頻繁に行っていたため、この時期の多くの絵画の下層には、異なる構図の絵画が隠されています。国内外の研究者と協働して得られた、科学的な作品研究の成果を盛り込んで、「青の時代」の絵画に隠された制作プロセスとテーマ(主題)の変容に迫ります。
いそ爺はこれまで、ピカソに関しては、”青の時代“とか”キュビスム“という単語を断片的に知っているだけでした。今回の展示を見終わって、ピカソの生涯にわたる変遷に関してより深く知ることができ、よかったと思います。また、カンヴァスの再利用等、科学的にいろいろ分析されていて楽しむことができました。これだけ多くのピカソの絵画が一度に見られるのはなかなかないと思うので今回来れてよかったです。
青の時代
絵画によっては写真撮影OKとのことで、許可されたものをいろいろ撮ってみました。青の時代等、若い時の作品は、撮影許可された絵画がほとんどありませんでした。
古典への回帰
第一次世界大戦の終結後、「秩序への回帰」という時代の機運のもとピカソも古典に回帰しました。しかし同時にキュビスムを思わせる幾何学的で平面的な作品も制作しています。
このあたりの絵をみると、ピカソっぽいなと感じますよね。
南のアトリエ
第二次世界大戦後のピカソは、南フランスに住まいを移し、なおも制作を続けます。美術史上の巨匠たちを参照した連作を手がけ、「画家とモデル」というテーマのもと絵画における愛とエロティシズムを探究します。
その他の展示
その後、ピカソ展以外の展示を回りました。いそ爺レベルでも受け入れやすい印象派の絵が多いです(^_^;;)。
ルノワール
マティス
モネ
ゴッホ
スーラ
ギャレット
やはり、何事も本物を直に見るのが一番ですよね。
仙石原のススキ
せっかくなので、ススキを見ようとススキの原にやってきました。無料駐車場のそばに有料駐車場があって慣れない人は注意が必要ですが、無料駐車場はこちらです。
有名なススキの中の遊歩道はこちらになりますが、平日にもかかわらず大勢の人が来ていました。無料駐車場からここまでは、700mほど歩きます。
もうすこし経てば、ススキの穂がもっと開きそうですね。
この日は、交差点付近の空き地でマルシェがあり、はこジ郎が出張できていました。
元箱根
家に帰る途中、元箱根によってみました。芦ノ湖のまわりは、少し色づき始めていました。今日は雲が多かったですが、それでも箱根はよいところですね。
お疲れ様でした。
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