ちょっとマニアックな地層の観察 大磯ガイド協会のツアーに参加しました

健康・ウオーキング

大地の誕生の秘密を探る国府周辺のぶらっと歩き」ツアーに参加しました(2023/10/7)。1グループ5-6人で、6グループほどだったので、全部で30人程度参加されていました。専門的な内容でしたが、メモを取っている人もいて皆さん結構興味をもっているようでした。ガイドの方は地質学が専門ではないため 秘伝のマニュアル?を頼りに苦労されているようでした。

 城山公園からこゆるぎ海岸に出て房総、伊豆の絶景を楽しみ、海岸に露出する500万年前の大磯層を観察、鎌倉街道を北上し、谷戸観音で50万年前の二宮層を観察、山道途中で8万年前の渚の痕跡のレキ層を観察。運動公園で休息後、寺坂展望地より鷹取山の成り立ちを観察、20万年前の寺坂斜め地層を観察、500万年前のレキ層の普門寺北切通しを観察し、東の池、神揃山、馬場公園を通り、大磯プリンスホテル入口バス停までの半日ハイキングです。

大磯ガイド協会HP

コースの概要

約8㎞のコースを半日かけて歩きます。ガイド協会HPには「かなり健脚向け」とあります。大磯町国府地区に点在するいろいろな地層を見ながら畑地や丘陵地を歩きました。谷戸観音付近や丘陵を越えて運動公園へ行く道は舗装してない山道でしたが、他は基本舗装路でした。

本日歩いたGPSログはこちらになります(ログの番場公園以降の部分は、いそ爺単独での帰り道の一部になります)。丘陵地区も歩くので、標高差が100mほどあります。途中、寺坂からバスで帰られる人もいたようです。

合計距離: 8816 m
最高点の標高: 104 m
最低点の標高: 5 m
累積標高(上り): 269 m
累積標高(下り): -271 m

グーグルマップに落としたGPSログはこちらになります。

大磯の地層を訪ねて - Google マイマップ
大磯の地層を訪ねて

ツアーの様子

こゆるぎ海岸:500万年前の大磯層

ここで化石も取れるそうです。台風後に来ると、砂が削られていてより露出した地層が見られるとのことでした。「こが根」と呼ばれている磯釣りのポイントでもあります。

鎌倉古道を通って谷戸観音に向かいます。大町という地名は鎌倉古道がにぎわった昔からの地名だそうですね。

谷戸観音:50万年前の二宮層

横穴のある地層が50万年前のものだそうです。鎌倉時代にはお寺があったりしたそうで、いろいろな変遷をへて現在の状態になったとのことでした。

谷戸観音から少し下ったところで、「マコモダケ」を発見。収穫されたものは直売所で時々見かけましたが、栽培中のものは初めて見ました。

西小磯の海の痕跡:8万年前の渚の痕跡のレキ層

山道の右側にありました。丸くて平たい石が海の痕跡とのことですが、一人で歩いていたら見過ごしてしまいますね。

場所はこのあたりになります。

35°18'44.1"N 139°17'37.6"E

その後、自販機やトイレのある運動公園まで行き、少し休憩しました。

寺坂斜め地層:20万年前の箱根火山の噴出物

運動公園を出て車道を上っていくと富士山が見えるポイントがありますが、今日は雲で見えません。今日の行程で標高が一番高い所を通過するとLotus Camp Villageという会員制のオートキャンプ場ができていました。ガイドの方も知らなかったようですね。

そこから少し下ると、右手に地層が見えてきます。地層というイメージ通りの地層ですね。触ってみると岩がボロボロくずれます。

場所はこのあたりになります。

35°19'22.3"N 139°17'18.0"E

普門寺北切通:500万年前のレキ層

平地まで降りてくるとリアルな案山子がありました。本当に人が座っているように見えますね。

本日最後の地層である普門寺の北にある切通に到着しました。切通なので、両側に地層が見られますが、層になっている様子ははっきりわかりません。

玉ねぎ状の風化石も地層の中に見られました。

場所はこのあたりになります。

35°19'28.0"N 139°16'57.8"E

いそ爺の家の近くなので、またついでの時に寄ってみたいと思います。お疲れ様でした。

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